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2009年2月28日 (土)

スコットランドとフランス紀行公記 パート10

オーバンの町中のホテルで一泊し、スコットランドで唯一まともと言われる食事のイングリッシュブレックファーストです。

別に、ここのホテルの朝食が美味しいわけではない。

イギリスは朝食だけはまともなのです。美食の国のフランスやイタリアでも朝食はクロワッサンとバターとジャム牛乳とコーヒーとヨーグルトぐらいですが、イギリスは トースト・バター・ジャム・ヨーグルト・ベーコンエッグ・ソーセージ・ポテトフライ・コーヒー・紅茶等の豪華版です。

さて軽く食べてオーバン蒸留所に向かいました。ホテルからの距離は車で3分と近い。

オーバン蒸留所は煉瓦作りの古い蒸留所ですが、最新型の見学設備を誇り、売店も綺麗。受付がうっかり(?)僕の予約を忘れていたせいか、観光客と一緒に見学することになってしまいました。

写真を撮ろうとすると、案内役のおばんさんが、「うちは撮影禁止です」と言う。

「 ふざけるな!誰に撮影禁止と言っているんだ?所長を呼べ!」と、息巻くと、お許しが出ました。
事前に電話で日本でバーを2件経営していて ワインスクールで、モルトウイスキーを教えているので資料の為に撮影してもいいですか?と聞いてOKの許可を事前に貰っているのです。

すると一般観光客の後に個人で案内するので その時は、撮影はOKですとなりました。

驚くべき事に、オーバンは親会社がデアジオと言うと、スコッチウイスキーの会社で、は1番の大手であり、知名度もそこそこあるのでマッカランやグレンリベットの如く超巨大な、蒸留所を想像していました。

ですが蒸留釜が2つという最小限の数しかありません。
規模も思った程小さいのです。!
    

最後に、蒸留所ではお決まりのテイスティング。まあ、無料だから美味しい
のが飲めるわけはありません。 

スタンダートの14年を飲んだ後に やはり海沿いだけあって磯の香りがするとコメントを従業員に言うと妙に納得していました。  

その後に限定品の30年を飲みましたが、磯の香りの中にビロードや、鞣し皮の様な、滑らかさがありのど越しはデリケートで繊細、ふわふわの綿菓子のようでいて、後味は麦汁の甘みがあると、(美味しいとは一言も言っていません。)コメントを言うと更に納得してました。

オーバンの次は、キャンベルタウンのスプリングバンクです。 

日本で例えるのなら、東京から房総半島の南端くらい?
 

高速がなく、一般道なので車で4時間くらいかかります。

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2009年2月24日 (火)

復活!究極のトマトのカクテル!

1月中旬に突然、僕の携帯に未登録の着信が!

 誰かと思い出ると、元気のいい声で、
「あー、どうもー。お久しぶりです。掛川の石山です。お元気ですか?」

毎年トマトの時期にお世話になっている”トマト作りの名人”石山一雄氏からの電話でした。

こんな時期にどうしたのだろう、まさか不作で今年は全く駄目とか…? 

恐る恐る聞くと、「ずいぶんイイ状態なんで良かったらどうかなーと思ってね。今年は雨が少なくて乾燥してたし出来が早いんだよね。しかも、出来もいいよ!」

石山氏がそこまで言うのは、過去10年以上を振り返っても初めてのこと。

そこで言い値でいいから一番小さい4Sサイズを送って欲しいとお願いすると無理と言う。

「 4Sサイズは滅多に出来ないんだよね。数もないし。3Sで我慢して下さいよー」

4Sになると栽培が難しいく、数も少ないようです。

丸トマトは小さいほど味が濃厚で、糖度も高いが、その分値段も高い。

石山氏の指摘通り、「お任せしますから、極上の物だけ5箱位下さい!」と注文しました。

3日後、見事なトマトが届きました。

さて、ここからが勝負です。

というのも、完熟した永田農法のトマトとはいっても、常温で、さらに熟成させる必要性があるからです。

届いた時点の糖度は9度強。これを1週間寝かせると10度以上になります。

トマト自体の水分が多少蒸発するお陰で、糖度と酸度と旨みが増すからです。

届いてすぐの状態だと、水分が多い分だけジュースが絞れて、カクテルにするには儲かるのですが、味が薄くてお客様にお出しするには早いのです。

下の写真をご覧ください。

1週間ほど寝かせたトマトは水に入れると見事に沈みます! 

ご自宅のトマトなら浮きますよね。ここが違うんですよ!

トマトは夏だと思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は、冬の方が味が濃厚でカクテルには最適です。

したがって、当店では1月下旬~4月一杯でお終いなのです。

最近は、「季節のフルーツを使った…」などと公言しておきながら、同じフルーツが1年中ある。そんなインチキバーが圧倒的多数ですね。

スーパーで山積みの二束三文のフルーツを出して暴利を貪っている。

手間と暇と原価をかけないバーが多いのが現状です。

生産者の方々の努力やご苦労を、もっと知るべきだと思うんですがね。

さて、当店は今は、ブラディマリーとブラディブルをご用意してお待ちしております。

ブラディマリーはトマトとウオッカ、ブラディブルはブラディマリーに,自家製のダブル・コンソメスープを入れた物。

自家製のダブルコンソメでブラディブルを出しているバーは、日本では当店のみではないでしょうか? 

3月中旬になると、当店名物のブラディシザーがお目見えします。

「 あっ! スーパーで売っているクラマトジュースね。」と言う方 そんな邪道はしません。

期間限定ですが、 自家製の蛤スープを使用します。

ちなみに市販のクラマトジュースの内容成分を見ると(トマトジュース・ハマグリエキス・アミノ酸)とあります。

つまりハマグリエキスとアミノ酸(化学調味料?)が添加されているのです。

こんなまがい物をお客様に出すわけにはいきません。

詳細は過去のブログをどうぞ。

他店では飲めない逸品、これもまた、お楽しみに!

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2009年2月19日 (木)

スコットランドとフランス紀行公記 パート9

ミルトンダフに向かう過程で、ミルトンダフから北へ車で1時間ほどの有名蒸留所グレンリベットへ寄りました。
グリンリベットはスコットランド政府公認の第1号の蒸留所で、名門で したが、1977年に、カナダのシーグラム社に買収されて、今はシーバスリーガル等の原酒として使用されています。

マッカランと同じく蒸留所ではなく工場であり更に工場を通り越して工場地帯の様な巨大大量生産専門の蒸留所になり下がっています。
かつての面影など、まるで感じられないモルトウイスキーに成り下がってしまいました。

世界的なモルトブームの犠牲になったと言えましょう。
ビジターセンターは閉まっていたので、外観の撮影とポットスティル(蒸留釜)の写真だけを撮って、ミルトンダフに向かいました。

ご存じの方もいると思いますが、ミルトンダフはブレンドウイスキーのバランタインの筆頭モルトです。 

到着したのはすでに5時半でしたから辺りは真っ暗でこちらも既に蒸留所自体は、閉まっていましたが、従業員の方は居たので許可を得て外観の写真を撮っただけにしました。

 
さて、次の目的蒸留所はウエストハイランドモルトと言われるオーバンです。スぺイサイドのミルトンダフからですから、かなりの距離です。スぺイサイドは、スコットランドでも北のほうですから 日本で言うと、青森の最北端から仙台あたりまでの距離ですからかなりの長距離に、なるのがわかると思います。

オーバンは海沿いにあるのでアイレイほどではないものの、磯の香りがするモルトウイスキーです。
スペイサイドからオーバンは、車で5時間もかかりました。
オーバンは港町で、景観が良いので夏のシーズンは、多くの観光客で賑わうようです。

街中を見ようにもホテルに着いたのが夜の9時すぎでしたから食事をどうしようか? 一応街中にオーバンの蒸留所があると聞いたので車で街中を走ると直ぐに小さい町なので直ぐに分かりました。するとオーバン蒸留所の向いに中華料理店がありました。早速店内に入りラストオーダーまで時間はあるかと聞くと未だ大丈夫だと言うので化学調味料なしと言う条件のオーダーをして軽く食事をしました。

明日は朝はゆっくりです。 <つづく>

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2009年2月16日 (月)

スコットランドとフランス紀行公記 パート8

  前回に続き、スペイサイドの蒸留所が続きます。

  今回はロングモーンです。
  こちらもストラスアイラと同じで、シーバスリーガルの原酒でもあります。 結構根強いファンが多い

  モルトウイスキーでもあります。

  次の移動時間もありますので今回は外観だけ撮影してロングモーンを後にしました。 

  続いて、ロングモーンから車で30分ほどです。

  同じスペイサイドですが、近年復活したベンリアック蒸留所に向かいました。

  こちらはアポなしで も気さくに撮影に応じてくれました。

  スペイサイドとは思えないピートを効かせた蒸留所で、アイレイを彷彿させるヘビーなピート香のする製品を販売しています。

  次の蒸留所のグレンマレイの蒸留所へはエルギンの町中から車で5分ほど。

  小さいな がらも立派なビジタ ーセンターがあり、お昼時だったのでレストランが賑わっていました。

  この手の店で美味しいものはあり得ないので、私は見向きもしませんでしたが…。

  私がバーテンダーで今回が6度目の訪問だと受付に伝えると、マネージャーを呼んでくれ、ご丁寧に、マネージャー自ら案内してくれました。

  見た目が若 く、年齢を尋ねると40才とのこと。

  私が訪問した蒸留所では一番若いですねと言うと、恥ずかしそうに喜んでいました。

  英語の発音にスコットラン ド訛りがなくて、随分聞き取りやすかったのが印象的でした。

  ワインを樽で熟成した後瓶詰めされる訳ですが、残った空のワインの樽にグレンマレイを入れると言う最近流行のユニークな試みもあります。

  その樽の様子や、ポットスティルを見たあと、マネージャーに別れを告げてグレンマイを後にしました。

  次はバランタインの筆頭モルトといわれる、ミルトンダフです――。

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