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2009年5月15日 (金)

スコットランドとフランス紀行公記 パート18

さてコニャック2日目です。交流のある老舗の作り手、スゴンザックのゴーリーに向かいました。社長を含め3人だけの小さい作り手で、創業は何と1619年、現社長は16代目のこと。社長のピエール氏は1968年生まれで僕の2つ下で、同年代のせいか気が合います。訪問は2度目。初訪問時は新しい企画を色々と思案中でした。その一つが、新進気鋭のデザイナーにボトルデザインをやらせてディキャンターを作り、1898年の原酒を少しブレンドして売り出すというものでした。僕はディキャンターに入ったコニャックには何の興味もなかったので、「貴方のサインとビンテージさえ分かれば、瓶は何でもいい」と言って、3本だけ売ってもらいました。前回は1898年から1920年までの原酒をブレンドし加水せに樽だしの52%のアルコール度数で瓶詰めしかも今では殆ど栽培されていない稀少品種フォルブランシュ100%の超稀少ボトルを売って貰ったのですが今回も、それを売ってもらおうと思ったわけです。

ピエール氏に施設内を案内してもらい撮影も済ました後、畑の見学です。ゴーリーはコニャック業界でも珍しい稀少品種のフォルブランシュとコロンバールをいまだに作り続けている数少ない作り手です。伝統的な品種なのですが非常に病気や害虫に弱く今は殆どの作り手はユニブランと言う病気に強く大量生産向けの品種を使用しています。元貴族なのですが、その誇りなのでしょうか?今回は1898年のシングルビンテージの原酒を飲ませてもらいました。いや~、感動しましたね。ブレンドされていない分、ひと味違う。「ぜひ売って欲しい」とお願いすると、何と二つ返事でOK! これちょっと自慢ですけど、前の訪問時にテイスティングで出してくれたゴーリーのコニャックの葡萄品種と熟成順に、全部ブラインドで正解したんです。「日本人でここまでの奴がいたとは…。フランスのバーテンダーでもなかなかいないよ」と絶讃されて、それからの付き合いなんです。その賜物でしょう、6本も入手できたんですからね。瓶詰めは手詰め。驚いたことに、原酒の入っている巨大な樽にそのままボトルを入れて、フィルターも何も使わず瓶詰めしている。「あの…フィルターは…?」「大丈夫、問題ない」。いい加減と言うか何と言うか…。詰めた後は、ラベル成。印刷したラベルに社長のサイ ンと1898年ビンテージの明記、あと当店の名前も書いてもらいました。その後、ボトルの蓋の封印。ティファールのフライヤーに蝋を入れてボトルの先を漬ける。完璧に手作り。これには笑いましたね。
さて、次はピエール氏の紹介で、同じ町内のこちらも老舗のパンチェロー。従業員は6人ほどの小さい作り手です。1700年代のものがあるといいんですが…。

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