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2009年5月14日 (木)

スコットランドとフランス紀行公記 パート17

さてボルドーからコニャックへ移動以前は車で2時間以上掛かりましたが、今は高速が出来たので大分短縮されました。。最初の訪問は「フランシス・ギボン」。コニャックの6地区の中で最小の、ボルドリ地区にあります。ボルドリ地区をご存じの方はあまりいらっしゃらないでしょう。現役のバーテンダーでさえ知らないですからね。小さい作り手で、たった4人で経営しています。

今回で二度目の訪問です。初訪問の際には色々なビンテージを試飲しました。特に1904年の古酒が抜群のインパクトでした。売ってくれと社長にお願いすると「また来たらな」と言われたので、再チャレンジしたわけです。

ボルドリ地区は、スミレのような香りに加えて、腰の強い個性的な原酒を生む地区で、通にはたまらない魅力があるようです。ただ、短期熟成で製品化される場合が多いので、1904年となるとかなりの稀少価値になってしまいます。

1970~80年代まで試飲。社長のギボン氏は1974年がお気に入りで「旨いだろう?」の連発でした。私は何としても1904年を手に入れたかったのですが、氏は「残念ながらそれは出来ない。コニャック協会から、古酒は出来るだけ売るのをやめるようにとお達しが来ていている。うちの最古の原酒は1904年で、在庫も少ないのです」と申しわけなさそうに言われてしまいました。

うーん、コニャック協会とは聞こえがいいが、大手のへ○○ーや○ミ○○○○ンが陣頭指揮を取る営利団体です。日本で言えば今の自民党のような団体です。所属していない作り手もいるのですが、残念ながらフランシス・ギボンは所属しています。意気消沈しつつ次の作り手へ向かいました。

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次に、優良ネゴシアン、モワイエの共同経営者で、こちらも同じボルドリ地区の雄、ジャン・テッシエー氏を訪問。ギボン並みの4人ばかりの従業員で、名門にも関わらずとても気さくな社長でした。

葡萄畑や蒸留所内を見学後、1864年の原酒などを試飲しました。1864年は1本のみで、まあ売ってくれないですよね。1900年のボトルを頼むと、またも残念ながら無理と言われてしまった。モルトウイスキーの蒸留所は商売優先の価値観なので、在庫があろうがなかろうが全て売ってしまいますが、コニャックやカルヴァドスなどの小規模生産者は「家宝」いう名目で後世の人々に残そうとするからです。

あ~あ、二連敗。誠に残念ですが、これも運。コニャック市内のピエール・デュバリ-氏が用意してくれたホテル・デボアに宿泊しました。落ち込んだ気分を一新すべく、晩は地元のビストロ「ル・コックドール」でモリモリ食事。さすがフランス。普通のビストロでも充分美味しい!

明日は少なくても1800年代のフィロキセラ(1864年にモンペリエからアメリカから上陸した害虫の名前でこの害虫の被害でヨーロッパ全体は一時期壊滅的な被害を被り これ以降はアメリカからフィロキセラの免疫の強い葡萄の木に接ぎ木しユニブランと言う葡萄が現在のコニャックの主要品種になった。)が欲しい物です。 でも1800年代は飽きました。

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