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2009年8月 4日 (火)

スコットランドとフランス紀行公記 パート26

デュポン社を出て次ぎの目的地のクール・ド・リオンに行きます。社長であるクリスチャン・ドリーアン氏は、最近クール・ド・リオン社を息子に任せ自身はクリチャン・ドリーアンという会社を興し別のカルヴァドスをリリースしています。以前訪問したのは、8年ほど前だと思いましたが3回目の訪問になります。クール・ド・リオン社に着くと外観はあいからわずノルマンディーの典型的な農家の様な風貌で歴史の古さを感じます。ドルーアン氏を呼ぶと案内する若い女の子がすまなそうな顔をして「 すいません。社長は今朝急な用事が出来てしまいスエーデンに旅立ちました。」うーん残念です。ですが案内してくれた女の子が可愛い!大学生で19才だそうですが、博多人形とフランス人形の様なな瞳といい話し方も実に可愛くかなり僕の好みでした。これでもう少し背が高ければ完璧です。うーんこのまま移住したくなりました。(笑)冗談はさておき彼女は丁寧にたどたどしい英語で案内してくれました。彼女は「ドイツ語は大丈夫なんですが、英語は少し苦手なんですごめんなさい。」としおらしく可愛いのです。ドイツは第2次大戦の罪滅ぼしなのかカルヴァドスの大消費国ですから彼らにとってはドイツ語は必修科目の様です。クール・ド・リオンは従業員10人程の作り手ですから瓶詰めは写真の様に手作業なのです。一通り案内して貰った後にクリスチャン・ドリーアンの息子が来ました。これからは彼が説明してくれました。そして待望の試飲ですが、前回来たときと比べると立派なテイスティングカウンターがありまして驚きました。するとドイツ人の団体客が5人ほど来ました。やはりドイツ人はかなりカルヴァドス好きみたい。さてシングルビンテージのクール・ド・リオンを片っ端から試飲します。

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僕の年である1966年こちらも美味しかったのと品評会でもかなりの高評価だったそうなのでついつい買ってしまいました。

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そして当店の常連であり最も変態的なお客様であり俳優の○○○朗氏に頼まれた彼の生まれ年である1958年のクール・ド・リオンです。以前から頼まれていたのですが、これもかなり美味でした。芸能界屈指のインテリ俳優であり食通であり超稀少な本当のワイン通で勿論ウイスキーやブランデーも詳しいのですが、その神髄はとにかく勉強熱心な方です。こんな方とお話しできるだけでも、パワーアップした気分になりますから話していて気持ちがいいですね。

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そして限定販売しているクール・ド・リオンの800周年記念ボトルです。記念ボトルには弱いのでつい購入しました。勿論試飲した結果ですが、そして1948年のオー・ド・ヴィー・シードルです。カルヴァドスの法定地域内ではないの場所で作られたのでカルヴァドスの名前は名乗れませんが、香りが非常に秀悦なのでこれも購入しました。そして熟成年数60年のクール・ド・リオンです。今まで知る範囲では別の作り手で50年表記は在りましたが60年は初めてです。林檎の香りよりも繊細かつ大胆に樽の香りがありバニラ・ローストしたコーヒーや落ち葉の風味のするカルヴァドスで飲み込むと経験はありませんがカヌー下りをしたように舌にまとわりつきます。

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最後は1939年蒸留のクール・ド・リオンです。第2次大戦勃発の年ですからかなり稀少です。 ビンテージ的にはいい年ではありませんが、戦争勃発の年は珍しいのですが、終戦の1945年が空前絶後の世紀のビンテージですから不思議ですね。甘い林檎の香りと共に枯れ草やノルマンディーの古民家の様な湿った風味と言い古木の香りがします。口当たりは繊細で滑らかでありビロードの如く舌の上の滑って行きますし後味はライトでもスムーズでも無くゴジラの放射能光線の如く長く広がります。素晴らしいの一言です。以前クール・ド・リオン社に訪問時には1937年の戦前の蒸留を買いましたが、今は既に売り切れてしまい在庫は無いそうです。 残念です。

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そしてカルヴァドスではありませんが、1948年蒸留のオー・ド・ヴィー・シードルです。カルヴァドスの法定地域内では無く法定地域外で作って居るために林檎を主体に作っていてもカルヴァドスと名乗れないのです。ですが話によると殆ど変わらない製造方法で作っているそうです。 香りが強烈で鼻孔をマッハのスピードの如く駆け回ります。 口に含むと繊細さは欠けるもの荒々しい海原のごとく林檎の風味が感じます。

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さて買い付けも済みましたので今日は早めにホテルに帰ります。以前から楽しみにしていたノルマンディーの大都市ルーアンのミシュラン2つ星のレストラン・ジルに行くからです。明日は日曜日なのでカルヴァドスの作り手は何処も営業していませんが、シャトー・ブルイユは見学のみならOKなので訪問します。ここはあくまで見学のみです。

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