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2009年12月31日 (木)

前人未踏のワインの会 一流の酒飲み格付けランキング パート1

過日ですが、常連のお客様のKさんが恵比寿店に来まして

「 突然ですが、ワイン会を開催するのですが、菊地さんに是非来て頂きたいのですが・・・」

私は

「 構いませんけど余り遅い時間は困りますが、早い時間ならOKですよ。」

「 そうですか では○○月○○日では如何ですか? 」

「 構いませんよ。所でどんなワインですか?」

「 菊地さんが飲んでいるかどうか分かりませんが、漫画神の雫にでている使徒のワインですが、その中の3本を入れて飲もうというイベントです。参加人数は8人くらいです。」

「 そこでお願いがあるのですが、この3本は高価なワインなので、出来れば産地はお任せしますので、もっと安くて味もまあまあで、ブラインドで飲み比べると分からない位のワインを探して頂きたいのです。要するにTBSの人気番組の一流の芸能人の格付けランキングの様に何十万円するワインと数千円のワインと間違えるとかをすれば会も盛り上がると思います。それ以外のワインも出しますけど。」

喜んで引き受けますと言いましたが、参加者に配るチラシの様な物を貰いましたが、何処でやるのかと読むと、 会場 BAR ODIN 銀座店と在ります。

パルメ 1999
キュヴェ・ダ・カポ 2000
ラフルール 1994
シェヴァリエ・モンラッシュ 2000
ルシアノ・サンドローン・カンヌビ・ボスキス2001
シネ・クア・ノン・シラー Inaugural 2003
アモン・ラ 2003

以上が今回の会の試飲銘柄です。

しかも 参加者を見るとしっかり僕の名前が出ています。

びっくりしてカウンター越しにこけました。思わずKさんに向かって

「 これ! うちの店ではないじゃないですか?!!!! 」

「 そうです 既に山手さんに頼んでフードも出して頂く予定です。予算やその他も伝えてあります。」

えー 聞いていないよー と思いましたが、頼まれたからには全力を出す主義なので早速知り合いの業者の方に頼んで 飲み比べるワインを相談しました。

さて1本目はラフルール1994年でボルドーでも最も高値で取引されるのはペトリウスとラフルールです。

そして今回はラフルールの1994年ですが、ボルドー全体的に良い年ではありませんが、ラフルールは傑出した年だと漫画の神の雫にあるのですが私にはよく分かりません。すくなくてもドラマ化した時にモンポールという主人公の神崎雫が屯しているワインバーのマスターが個人的に付き合いのある辰巳琢郎さんなので多少は縁はあります。

話がそれましたが、では近辺の作り手で当たり年ならどうかと言うのでサンテミリオンのロートブッフの1995年ならどうかと言うのですが残念ながら僕はロートブッフとラフルールは飲んでいません。勿論ロートブッフ以外のサンテミリオンもポムロールは色々飲んでは居ますが・・・

取りあえずロートブッフを注文しましたが、次ぎはシネ・クア・ノン・シラー Inaugural 2003
と言うカルフォニアのスーパープレミアムワインです、こちらはシラー100%の品種でこくのあるボディのしっかりしたワインだそうです。

対するはコストパフォーマンスは抜群というのですが値段が1,500円以下なのですが、ラングドックルーションのワインですが、ラ・パッショングルナッシュというワインで、値段の差は40倍と言う差がですが、品種がシラーとグルナッシュですから同じ様な風味の品種ですが、まー直ぐに分かると、思い注文しました。

次ぎはコントラフォンのプロデュースするマコンです。そしてシュバリエ・モンラッシェ ミッシェルコンランド2000年ですが、ここでネックがあるのはどれもこれも僕は飲んでいません。勉強不足なのは承知なのですが、ボルドーは多少は飲んでいるとは思うのですが、カルフォニアは飲みませんし他は高級過ぎるという意味もあります。

これを当てるのは至難の業かもしれませんが、やるしかないのですね。

さていよいよ当日です。正直言いますとこの手の会で、外すと周りからは

「 えー プロなのに外したの? 」

そして当たると今度は

「 まー プロだからね 当たって当然かな。」

となるのですが仕方ない一応プロですから でも僕はバーテンダーなのでジャンルがが違うのですが・・・・

でも心に決めたのは今回の会での試飲以前に香りで決めよう思ったのでした。

要するに飲む前に香りで銘柄を当てるのですが、自分で当たる自信は全くありません。何せ飲んでもない香りも嗅いでない銘柄しかないのですから

さて当日非常に気が引けるのですが銀座店に行きました。(自分の心中は正直言うと仮病は使って欠席しようと思っていました。)

店に着きまして。開催者のT氏は多少遅れましたが無事全員揃った所でスタートですが、皆さん紳士淑女の方々で圧倒的収入が低いのは僕でした。

著名な会計士の方や経営コンサルタントの方や某社長も居ますし全員の年収で何億円あるのか恐ろしくなります。

最初に1本はパルメです。これはブラインドでは無く純粋に飲むワインです。1999年はボルドーは決していい年ではありませんが、パルメは別格だそうです。私は今までパルメは古い順で言うと 1966年 1970年 1975年 1976年 1978年 1982年 1988年しか飲んでいません。1900年代は初めてですが、多分固いのは間違いないです。 洗練されて居ながら濃厚な香りと黄砂の様な砂の風味とブータンノワールの血の香りという濃い香りでしたが、実際に飲んでみるとパルメらしい濃いフレーバー以外にカカオ70%の様なクーベルチュールのチョコの様な上品な甘みが好印象でした。どことなく1975年に似ています。

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続きは次回にします。 周辺の作り手は飲んでいても、さて香りだけで高級ワインと安ワインと区別出来るかですが、自信は全く在りません。

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2009年12月25日 (金)

コスデストゥネル垂直試飲会の結果!

12月16日木曜日に開催されたコスデストゥネルの試飲会のコメントです。

10名様予定が8名様でしたが、その分試飲の量が増えるのなら勿論参加費用が上がっても構わないので是非開催して欲しいと言う意見がありまして開催しました。

結果的には思った程澱が多かったので、「 これ位の人数の方が飲む量が多いので充分堪能出来るので参加して良かった。」という意見がありまして、皆さん節度ある良い方なので良いお客様に恵まれて嬉しく思います。この場でお礼を申し上げます。

「 ありがとうございます。!」

さて1番の悩みが全部飲んでも居ないのに順番を決める事です。

これが最高に悩むのですが、今回は1976年 1971年 1955年 1966年 1947年という順番にしました。

1976年は全体的には素晴らしい年では在りません。素晴らしいのはラフィットとオーゾンヌと言われていますが、私はラフィットしか飲んでいません。 オーゾンヌが1番評価が高いらしいのですが飲んでいないのは残念です。 

コスデストゥネル 1976年

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色 

鮮やかな透明感のある クリアーなやや淡い赤  

香り 

ナッツの様なフレーバー どちらと言うとカシューナッツの様なオイリーな風味 車のシート 黒胡椒 お寺の境内の木の香り どことなくスパイスを感じる マダガスカル産の潰したバニラビーンズ ショコラの香り

味 

30年以上経ているとは思えない風味のしっかりした味わいこっくりとしている。まるでブランドノワールのシャンパーニュの様な味わい 余韻は長めで 少々甘く感じる。

1971年は、隠れたビンテージです。1970年は余りにもいい年の為に隠れてしまっているが作り手によっては素晴らしい物もあります。ラトゥールの1971年は1970年の半分以下で飲めます。しかも今でもボディはしっかりしている。

コスデストゥネル 1971年

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71年と比べると少々濃い目エッジが少々朱色

香り

複雑だがパプリカの香りが感じる。酸味を感じるが時間と共に煮詰めたジャム プルーンの乾燥した香り 少々皮の香り動物ではなく夏場の日焼けした後に皮を剥がす時の香りに似ている。

76年よりも濃縮感はあるが想像通り酸味が強い ボーキサイト・南部鉄の錆びた酸味だが時間と共に変化していく余韻は長めだが後味が孫悟空のきんとうんの様にふわふわしている。タンニンもしっかり残っているが、喉越しはブリースのごとく心地よい

1955年はいい年です。50年代は1953年と1959年が有名ですが、CPを考えると1955年は秀悦で物によってはディキャンダージュして3時間以上経たないと開かないと、思えるワインもある。

コスデストゥネル 1955年

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色 

淡いローズレッド 国賓を迎える時の赤い絨毯に通じる物もある

香り 

かなり複雑で奇妙な香り ラズベリーやフランボワーズの様な酸味が感じられる。樽や材木問屋の様な木の香り東急ハンズの木材売り場の様な新しい木の香りはしない。

タンニンと酸がしっかりしていて1976年と1971年のいいとこ取りに様なワインで、バランス的には素晴らしい。香りと違い思った程タンニンが舌を這う。一瞬熟成したキムチの酸を感じたが余韻は長くきれが良いが以外とフルボディのコスであり繊細な後味

1966年は私の誕生年であり過去にも飲んだ経験はある。全体的にいい年でもあるが1961年の様な最高に年ではないが、どうしても自分の誕生年だと思い入れがあります。

コスデストゥネル 1966年

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綺麗な赤全体的に少し秋のイチョウの葉の様な色

香り

黒スグリ・山葡萄・信州産のブルーベリーの様な香りでいてなめし革の香りが立つミネラル感もあり良く発酵しかった沢庵や白菜の漬け物の風味 マッシュルームの湿った余韻の長く感じる。エルミタージュ系の香りに似ているジビエ好きが好みそうな風味がある。

酸味と渋みが強いが時間と共に柔らかくなり典型的なボルドーのフルボディが感じられる。のど越しは濃くミネラル感はあるが大きめの砂利の飲み込んだ如く食道をのたうち回る程の強烈な印象があり、未だ成長過程の様な気がするワインでありことは間違いない。

1947年は素晴らしい年です。1945年ほど注目はされませんでした間違い無く戦後の1940年代では、1945年に次ぐグレートビンテージかも知れません。1947年に匹敵されるワインは1940年代だと1945年と1949年しかないでしょう。

コスデストゥネル 1947年

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少々茶色い赤少々灰色が入っている

香り

アセロラや木いちご ヘーゼルナッツやマカデミアンナッツのオイリーな香りもする干瓢?の様な香り。神社の縁の下の暗い位湿った土の様な香り共に、非常に複雑怪奇トリフの香りではなく天然の舞茸や占地の風味

複雑や熟成感でいて綺麗に熟成しているボディはしっかりしているがしなやかなボウガンの弦の如く良く香りが伸びる。口当たりは思った程はっきりしていて上唇を生きた泥鰌が這うの如く泳いで、まるでサソリの毒針の様な危険は味わい。飲んだ後にアダムスキー型のUFOが口の中から飛び出ていくようで素晴らしい余韻。

全体的に状態も良くカーブで76年1年以上他は2年以上寝かせているので澱もしっかり綺麗に下に落ちていました。 「 やはり何年も寝かせたから良かったのかな?」と言う方も居ました。

皆さんの評価を聞くと人それぞれですからどれが正しいとは言えませんが、8名様中6名様が1947年、1名様が1955年 1名様が1966年でした。 やはり1番人気は1947年でした。皆さん私と違い素晴らしい味覚の持ち主でした。

ありがとうございます。!

追伸 今回は料理の掲載は画像が良くないので残念ながら遠慮させて頂きます。すいませんでした。

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2009年12月 7日 (月)

ワインの試飲会です。 今回はコスデストゥネル垂直試飲会

の試飲会開催のお知らせ

神々の黄昏

(

ラグナロック

)

100年に一度の不景気の最中皆様はいかがお過ごしですか? 不景気になると嗜好品の売れ行きが落ち込みそうですが、こういう時は更に嗜好品のお酒を飲んで不景気を飛ばしましょう。今回はボルドーのサンテステフの銘酒シャトー・コスデストゥルネルで。その品質は5大シャトーに肉薄する程の実力のあるシャトーで、長熟するワインとして有名です。

参加希望者の方は直接銀座店まで連絡下さい。皆様方の御参加を心よりお待ちしています。

【会場】 BAR ODIN 銀座店

【日時】 12月16日(水) PM 7時から

【会費】 37,000円

【TEL】 03-5537-0056

試飲銘柄は下記の通りです。

1.Ch.Cos d‘Estournel 1947年

2.Ch.Cos d‘Estournel 1955年

3 Ch.Cos d‘Estournel 1966年

4.Ch.Cos d‘Estournel 1971年

5.Ch.Cos d‘Estournel 1976年

先着10名様を定員として締め切らせていただきます。

尚キャンセルの場合は返金出来ません。完全前金制です 。現金のみのお支払いになります。 もしも10名様以下の場合は、延期とさせていただきます。 その場合は返金致します。

電話以外はこちらのメルアドまでqza04174@nifty.com

Food Menu ~

蝦夷鹿のカルパッチョ 極上トリフオイルで

床節の赤ワイン煮込み 

お口直し 3種類の有機栽培柑橘類のグラニテ

北海道紋別郡「池田牧場」の

アンガスビーフのタン・シチュー

フロマージュ3種類

季節の有機栽培フルーツのタルト

食材の仕入れ状況により変更させて頂く場合もあります。

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